NetHSM

このドキュメントは、NetHSMのソフトウェアとハードウェアについて説明しています。

NetHSMソフトウェアは、NetHSMハードウェア上で使用するか、Dockerコンテナとして使用するかのどちらかです。このドキュメントでは、Integration 章でDockerコンテナのみを取り上げています。

NetHSMソフトウェアは、インストール、管理、および運用タスクを実行するためのREST APIを備えています。REST APIを使用する推奨の方法は、nitropy ツールを使用する方法です。また、curl を使用して、REST API に HTTP リクエストを送信することができます。

新しいNetHSMハードウェアを入手した場合、まず`Getting Started <getting-started.html#getting-started>`__ の章を参照してください。NetHSMのバックアップを復元したい場合は、`Restore <administration.html#restore>`__の章を参照してください。

重要

Dockerコンテナを使用するなどして、自己署名証明書を持つNetHSMインスタンスを使用する場合、証明書の有効性を無視するように*nitropy*または*curl*に指示する必要があります。nitropy*では``--no-verify-tls`` を、*curl*では``--insecure/-k`` を使用して証明書のチェックをスキップさせることが可能です。

注釈

このドキュメントの例では、環境変数 NETHSM_HOST を使用しており、NetHSM の IP アドレスまたは URL を含んでいます。Unixシェル上では、この変数は次のコマンドで設定できます。

$ export NETHSM_HOST="<URL-or-IP-address>"